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Mac の CPU 温度・CPU 使用率・メモリ:どこを見て、何が正常か

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ファンが回り、Mac が熱くなり、動きが重い。原因はプロセッサ、メモリ、それとも熱でしょうか。この 3 つのうち 2 つには、macOS 自身が答えてくれます。どこを見ればよいか、見たものをどう読むか、そして Apple シリコンの Mac では温度がいちばん厄介な理由を説明します。

要点

  • プロセッサとメモリ:すべてアクティビティモニタの「CPU」タブと「メモリ」タブにあります。
  • メモリは空き容量ではなくプレッシャーで判断:グラフが緑なら問題なし、黄色は RAM が足りなくなる可能性、赤は足りていません。
  • 温度は macOS のどこにも表示されません。Apple シリコンでは、ターミナルでも熱の状態(「Nominal」)しかわからず、度数は出ません。センサーを読むにはアプリが必要です。
  • Apple はチップの最高温度を公表していません。頼りになるのは数字ではなく熱の状態です。

CPU 使用率:アクティビティモニタ

  1. アクティビティモニタを開きます。「アプリケーション」›「ユーティリティ」にあるほか、⌘ スペースで名前を入力しても開けます。
  2. 「CPU」をクリックし、CPU の割合の列見出しをクリックして、負荷の高いプロセスを上に並べます。
  3. ウインドウ下部で内訳を確認します:システム(macOS)、ユーザ(あなたのアプリ)、アイドル状態(使われていない容量)。
  4. 継続して見たいときは「ウインドウ」›「CPUの履歴」を、Dock アイコンに表示したいときは「表示」›「Dockアイコン」を選びます。

通常、Mac はプロセッサの能力のごく一部しか使っていません。Apple のアドバイスは、軽い作業でノートブックが熱くなるなら、このタブで暴走しているプロセスを探すことです。ターミナルでは top -o cpu で同じ一覧を並べ替えて表示できます。

メモリ:空きではなくプレッシャーを見る

「メモリ」タブでは、ウインドウ下部に要点がまとまっています。定義は Apple のものです。

  • メモリプレッシャー:メモリが処理のためにどれだけ効率よく使われているかを示すグラフ。緑はすべての RAM を効率的に使用中、黄色は今後 RAM が足りなくなる可能性、赤はより多くの RAM が必要な状態です。
  • 使用済みメモリ。その内訳にアプリメモリと圧縮(RAM を空けるために圧縮された分)があります。
  • キャッシュされたファイル:パフォーマンス向上のために未使用メモリにキャッシュされたファイル。アプリが必要とすれば解放されます。
  • スワップ使用領域:RAM とのあいだでデータを入れ替えるために起動ディスク上で使われている領域。

メモリがほぼ使い切られていても問題ではありません。Apple によれば、macOS はすべてのメモリを効率よく使うことで最高のパフォーマンスを得ます。さらにメモリプレッシャーは、空きメモリ、スワップ率、確保されているメモリ、ファイルキャッシュをすでに考慮しています。緑のままなら、多少のスワップは気にしなくて大丈夫です。注意すべきなのは、プレッシャーが黄色や赤のまま、スワップが増え続けるときです。メモリを多く使うアプリやタブを閉じましょう。毎日そうなるなら、その Mac は使い方に対して RAM が足りていません。増設できるか(一部の機種のみ)を確かめるには、Option キーを押したままアップルメニュー ›「システム情報」を選び、「ハードウェア」の「メモリ」をクリックします。

ターミナルでは、memory_pressure でシステム全体の空きメモリの割合が、sysctl vm.swapusage で使用中のスワップがわかります。

CPU 温度:macOS が表示しない理由

アクティビティモニタにも、システム設定にも温度の項目はありません。Apple が示しているのは次の 3 点だけです。

  • Mac ノートブックは周辺温度が 10~35℃ の場所で使うこと。
  • 内部のセンサーが温度を監視し、ファンのある Mac ではファンが自動で回ること。
  • 温度を計測する他社製アプリは外部ケースの温度を計測しておらず、ケースの温度はずっと低いこと。ハードウェアの問題の診断に他社製アプリを頼らないこと。診断には Apple Diagnostics を使います。Apple シリコンの Mac では、電源ボタンを起動オプションが表示されるまで長押しし、次に ⌘ D を押し続けます。

ターミナルでわかること

  1. pmset -g therm:パスワード不要。macOS が熱やパフォーマンスの警告を記録したかどうかを表示します。「No thermal warning level has been recorded」は、記録がないという意味です。
  2. sudo powermetrics --samplers thermal -n 1:数秒後に「Current pressure level」の行を表示します(例:「Nominal」)。これは熱の圧力で、温度ではありません。
  3. Intel 搭載 Mac に限り、sudo powermetrics --samplers smc でチップの温度(「CPU die temperature」)が表示されていました。Apple シリコンではこのサンプラがなく、「unrecognized sampler」と返されます。

macOS は熱の状態を 4 段階で管理しており、アプリから読み取れます:nominal(正常)、fair(やや高い)、serious(高い)、critical(危険)。critical になると、本体が冷えるまでパフォーマンスが大きく下がります。

Apple シリコンの Mac で「正常」な温度は?

Apple は M シリーズのチップの上限温度を公表していません。チップはファンの回転を上げ、次に処理を抑えることで自らを守るように設計されています。高負荷時に数字が高くても、それだけでは故障ではありません。目安として、Tack+ のモニタを開発した MacBook Air M4(ファンなし)では、コンパイルしていないときのコア平均が約 53℃、長いコンパイル中は最大 100℃ でした。

同じ Mac の同じ瞬間、電源管理回路にある「PMU tdie」と呼ばれるセンサーは 41℃、コンパイル中は 57℃ を示していました。2 つのアプリで温度が違って見えることが多いのはこのためで、読んでいるセンサーが違うのです。これらのセンサーを平均するアプリは、「CPU」という名前で、低く、誤って安心させる数字を表示してしまいます。

本当に注意すべきなのは、軽い作業で熱の状態が「Nominal」から外れる、理由もなくファンが回り続ける、アクティビティモニタに目立った動きがないのに熱い、といった場合です。そのときは原因のプロセスを探し、Apple Diagnostics を実行してください。

メニューバーやウィジェットのモニタアプリ

Stats、iStat Menus、TG Pro はメニューバーに常駐し、項目ごとに 1 つ以上のアイコンを置きます。ノッチのある MacBook ではメニューバーが短く、入りきらないアイコンはカメラの裏に隠れます。動いてはいますが、見えません(ノッチの裏に隠れるメニューバーのアイコンを参照)。そうなったら表示する項目を減らすか、開くまでメニューバーの外にいるモニタを選びましょう。Mac で Dynamic Island のガイドで比較しているノッチのパネルアプリは、まさにその考え方で、Tack+ もそのひとつです。

価格macOS温度ポイント
Stats無料、オープンソース(MIT)12 以降あり(センサー)CPU、GPU、メモリ、ディスク、ネットワーク、バッテリー、ファン。2026 年 9 月 27 日にバージョン 3.0.18
iStat Menus 7ライセンス 11.99 ドル(14 日間の試用)11 以降あり非常に多機能。天気(6 か月分付き)や世界時計も
TG Proセール中 10 ドル(通常 20 ドル)、買い切り10.13 以降あり(部品ごと)機種によってはファンを制御可能
Tack+(モニタ)Tack+ に含まれる、買い切り14 以降あり、または熱の状態画面の端のパネルのウィジェット。見ているあいだだけ計測

価格は 2026 年 9 月 27 日に各開発元のサイトで確認したもので、税抜きの米ドルです。その後変更されている可能性があります。

Tack+ の「モニタ」ウィジェット

Tack+ は Mac を画面の端の細いラインにまとめ、そのホームにはウィジェットを置けます。「モニタ」(「プロセッサとメモリ」)は、この記事で 3 か所を探して確かめた情報をひと目で見せます。

  • プロセッサ:使用率と直近 1 分のグラフ、そしてコアごとのバー。高性能コアと高効率コアを分けて表示します。
  • 温度:コアのセンサーの平均値、いちばん熱いもの、読み取ったセンサーの数。読み取れるセンサーがない Mac では、macOS の熱の状態(正常、やや高い、高い、危険)を表示し、計測値ではないことを明記します。
  • メモリ:使用量と総量、メモリプレッシャー(通常はアイボリー、上がるとアンバー、さらにコーラルに)、アプリ・確保済み・圧縮・キャッシュの内訳、スワップ。
  • その他:ディスクの空き容量、バッテリー、起動してからの時間、ファン(ある場合)。Mac を華氏に設定していれば、温度は華氏で表示されます。

追加するには、パネルのツール列で「ホームを並べ替える」をクリックし、「−」でカードを 1 枚外して、その場所の「+」をクリックし、「モニタ」を選びます。パネルを閉じているあいだは何も計測せず、画面に表示されているあいだは 2 秒ごと、低電力モードでは 4 秒ごとに読み取ります。さらに詳しく見たいときは、ボタンひとつでアクティビティモニタを開けます。

できないこと:ファンの制御、プロセスの終了、直近 1 分より前の履歴の保存。ギャラリーのほかのウィジェットはMac のウィジェットガイドで紹介しています。ノッチのある MacBook では、パネルがカメラに沿って収まります(ノッチのガイド参照)。

出典:Apple サポート「Macのアクティビティモニタでメモリの使用状況を表示する」「アクティビティモニタでMacに追加のRAMが必要かどうかを確認する」「Macノートブックの動作時温度を適正範囲に保つ」(2026 年 9 月 27 日閲覧)。コマンドは macOS 26 で確認済み。

よくある質問

アプリを入れずに Mac の CPU 温度を確認できますか?

Apple シリコンの Mac では、macOS は度数を表示しません。ターミナルでは熱の状態がわかります。sudo powermetrics --samplers thermal -n 1 を実行すると、たとえば「Current pressure level: Nominal」と表示されます。度数で見たい場合は、Stats、iStat Menus、TG Pro、Tack+ の「モニタ」ウィジェットなど、センサーを読めるアプリが必要です。

M1、M2、M3、M4 の Mac で 90℃ や 100℃ になっても大丈夫?

必ずしも問題ではありません。Apple はチップの上限を公表しておらず、チップはファンの回転を上げ、次に処理を抑えて自らを守ります。私たちは MacBook Air M4 の長いコンパイル中に、コアで 100℃ 近くを計測しました。心配すべきなのは、軽い作業で強く発熱する場合や、熱の状態が「Nominal」に戻らない場合です。

メモリプレッシャーが黄色になるのはどういう意味ですか?

Apple によると、今後 RAM が足りなくなる可能性があるという意味です。黄色になることが多ければ、メモリを多く使うアプリやタブを閉じましょう。頻繁に赤になるなら、その Mac は使い方に対してメモリが足りていません。

アプリによって温度が違うのはなぜ?

読んでいるセンサーも読み方も違うからです。MacBook Air M4 では、同じ瞬間にコアが 53℃、電源管理のセンサーが 41℃ でした。

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